頼むから自由にしてくれないか?

創作、ブンゲイファイトクラブ、六枚道場について綴る文芸にんげん。あとたまにラーメンと仮想通貨。ラーメンライター。

小説とトークンエコノミー

普段小説読んでる人で、仮想通貨やトークンエコミーを知っている人ってどれくらいいるのかな。

けっこう胡散臭く感じる人も多いと思うし、それは間違っていない。仮想通貨の多くは詐欺だったり、ポンジスキームだったりする。

でもその技術を知っておくのは必要なのこと。

「小説と仮想通貨って何も関係なくない?」って思うかもしれない。一見確かにそう見えるかもしれない。

じゃあその相容れなさそうな両者がうまく組合わさった時、何が起きるのか。

それは簡単に言うと「好きな本を読んで広めて宣伝すれば、あなたはそれだけで生活できるかもしれない」ということだ。

簡単に言い過ぎただろうか。
まあ過程を完全にすっとばしているからそう感じるだろう。

過程を簡単に説明する。なぜそんなことができるのか。

いくつかの仮想通貨を利用することで、あなたはトークンを作り出すことができる。ここでいうトークンとは「価値を代替するもの」つまり「株」のようなものだと思えばいい。あなたは自分の株を作ることができるのだ。

株にはいくらかの価値がついている。そしてそれは企業(あなた)が有名になったり、素晴らしい発明をしたり、素敵な行いをすることで価値が高まる。

それに投資や投資としての価値を見出だされると注目され、売買される。そうするとトークンに流動性が生まれて活発になる。価値の流動的なやり取り、私たちはそれを経済と呼んだりする。

もしそれが好きな作家のトークンだったらどうだろう。
あなたはそのトークンを、その作家が有名になる前から応援して保有していたとする。あなたは頑張って魅力を広報し、応援した。トークンの価値もどんどん上がってきた。あなたの保有するトークンの時価総額も膨らんでいく。あなたは自分の好きなものを応援することで、資産を増やすことができる。

そしてあなたはトークンを生み出す側にも回れる。これってすごいことだ。

「個人による価値の創造と、個人が生み出す経済圏」それがトークンエコノミーだ。

トークンエコノミーはクリエイターとの相性がいい。私は漫画家や小説家が己の収入を確保したり、読者とダイレクトに繋がれる可能性があると思っている。

この先こういう考え方は広まるだろう。

その時は好きなことで生きていく、あなたがあなたらしく、自由に生きることができるようになるかもしれない。