にぼの詩@川越 ~煮干死~
今日は新宿で開催されるブロックチェーンセミナーに参加しようと思ったのだが寝坊して忘れてしまった。私のばかばか。
で、川越まで中途半端にでてきてしまったので、前回訪店した「にぼの詩」に再び赴く。
前回は極み煮干しそばの強めを頂いたので、今回はその上の「鬼ビタ」を頂く。
バーみたいな店内で寛いでいると10分くらいで着丼。↓
純煮干しそば「鬼ビタ」
なかなかの見た目。チャーシューがバラに変わっている。
スープはどんかもんかなー。ずる、と一口。
あれ、な
にこ
れ に、が
苦
煮 干
死
……………………
……………
………
…
はっ。意識が飛んでいた。今何してたっけ。
そうだスープを飲んでいたんだ。ちょっと暑くてくらっと来たのかもしれない。いやー熱中症は危険ダナー。はやく食べて帰ろう。ずる、とスープ一口。
苦ッッッッッッッッッッッッ
げぇぇェェェェェェ!!!!
およそ自然界に存在してはいけない苦さ。なんだこれ。やばい。震える手でもう一口。
煮
干
死
ニッッッッッッ!!!!
やっぱり苦いこれ。半端ない苦さ。
前回がギリギリセーフの苦さだとしたら、これはギリギリアウトと見せかけてのアウトォ!はいやめやめ!
はは、なんか笑えてきた…。旨味も何もない。
苦い。煮干しの苦さ、業、生命、全てが濾過されずに口の中で爆発する。
一瞬で尿酸値が振り切れそうだ。
間違いなく万人受けしない上級者向け。
ラーメン界の危険物。取扱注意。煮干しグリセリン。
でも、癖になってきたこれ。やばい。苦い。
ただ、ただ圧倒されるうちに完食していた。
自然に店長に「思った以上に苦かったです」と話しかけていた。店長も気さくに「やばいですよね」と言っていた。ほんとだよ。
曰く、純煮干しそばが一番バランスとれていて、色んな風味が楽しめるそう。鬼ビタになるともう何も感じられなくなるらしい。しかしだんだんと癖になり、やがて鬼ビタでも満足できなくなり、最終段階「ラオウ」を注文し始めるとのこと。ヤバイな。煮干しゾンビだわ。もう、煮干しの墓土をさらって食っているようなものだ。体を愛えよ…。
店長と癒しのトークをしたあと帰る。暑い。そして苦い。でもなんか達成感がある…。これ知ってる。二郎食べたあとのやつだ。
中毒症状の発露に恐れおののきながら、熱波にむせ返る川越を行く。