頼むから自由にしてくれないか?

創作、ブンゲイファイトクラブ、六枚道場について綴る文芸にんげん。あとたまにラーメンと仮想通貨。ラーメンライター。

にぼの詩@川越

埼玉県の川越というところがある。

最近は観光客も増えたりして、休日になると人も増えて賑やかになる。地元民としては住んでる街がこうして注目されるのは誇らしいし、嬉しい。
この前のお祭りの様子。↓


f:id:aruemeria1048:20180803073623j:plain

でも川越には他にもいいところがあるのを私は知っている。それはラーメンがおいしいことだ!

私はラーメンが好きで知らない場所や駅に行ったら必ずそこのラーメン食べるほどだ。

そんな私なので、これからは地元川越のおいしいラーメン屋を定期的に紹介していきたいと思う。

最初のお店は「にぼの詩」というお店。
場所的には本川越駅からちょっと歩いたところにある。でも一本道で観光地の途中にあるからそんな苦にならないはず。

このお店は最近できたのだが、川越ラーメンフリークたちの間では密かに話題になっている。なんというか、通いたくなるお店なのだ。

にぼの詩と書いてある通り、煮干しをメインに使っており、店長のTwitterを覗くと並々ならぬこだわりを感じる。けれどとても丁寧な人柄で偏屈とかじゃない。

そんな店のラーメンがこれ↓
f:id:aruemeria1048:20180802234439j:plain

一目で濃厚と分かる。これでも三段階ある(今は四段階らしい)内の二番目とのこと。

銀鱗の浮かぶスープを口にいれた瞬間にビターギリギリの旨味が一杯に広がる。限界まで煮干しの風味を搾り取っていることを感じる。たまらずに麺をすすると、麺の波に乗って煮干したちが再び口の中へ泳ぎ出した。海だ…。力強い苦味に自然の滋美深さを想起させられずにはいられない。
不健康だが、プリン体が隅々まで染み渡っていく…。だがうまい。やめられない。

チャーシューも巨大でうまい。しっとりしていて食べ応えがある。メンマなどのトッピングも優秀だ。飽きない構成。卓上にも煮干しを使った調味料が置いてあり、煮干しの世界を堪能して貰おうという店長の意気込みを感じる。

ふと店内を見やると、こじんまりとして落ち着いた内装だと言うことに気付く。手狭に感じるが、これくらいの大きさでなければ店長一人のオペレーションで厳しいだろう。また客とのコミュニケーションも取りやすい。もちろん店長とも話しやすい。そのせいかTwitter上ではよく店長に話しかける人を見かける。客との距離が近いのもこの店の魅力だろう。何か醤油差しとか持っていくと自家製煮干し油を入れてくれたりするらしい。私の記憶ではそんなサービスをする店はなかった。とても魅力的に感じる。

また限定ラーメンにも力を入れているみたいで、今は冷やし系のラーメンがラインナップに名を連ねている。おすすめだ。

ちょっと話がずれるが、昔この近くに「ラーメンアキラ」という二郎インスパイアとは名ばかりの、強烈な個性を持つラーメン屋があった。長くなるので割愛するが、「にぼの詩」にはこの界隈から失われていた同様の「個性」を感じる。頑張って欲しいし、また行きたいと思える。ここじゃなきゃだめなんだ、と客が思うラーメン屋だ。

日常に疲れてほっとしたいとき、ちょっと違う体験をしたい時、来てみたら如何でしょうか。


#ちょうどいいお店

「メシコレ」公式ブロググループ
Sponsored by ぐるなび(メシコレ)